中国語書籍、中国参考書、一般図書の出版物は株式会社光生館

1961年に『現代中日辞典』を刊行して以来，国内ばかりでなくひろく中国をはじめ国外からも好評を博してきたが，初版発行以後，中国の国語政策の進展に伴って，文字・発音の面でいくつかの変化がみられ，また，新しい語彙も数多く現れてきた。このような事態に即応するため，目標を「より現代的な，より信頼できる，より役に立つ辞典」というところにおき，大きな増補と徹底した改訂を行った。
【主な特色】
①簡化字をできるだけ大幅に取り入れ，同時に旧字をあわせ検索できるようにした。
②親文字の数を増やし，初版とあわせ約1万字とした。
③初版以来新たに生まれ安定した語彙を約1000語収録。
④常用語をさらに約8000語収録した。
⑤発音上の変化を《普通話異読詞三次審音総表》（1963，文字改革出版社）によって改正。
⑥軽声の表示を《普通話軽声詞彙編》（1963，文字改革委員会編，商務印書館）により改めるべきものは改め，新しく取り入れるべきものはすべて取り入れた。
⑦発音の訂正個所は符号により初版本との変動を明らかにした。
⑧初版で試みた偏旁双方からひきうる方法をさらに徹底させ，利用者の便をはかった。また「日中同義複合語表」によって，日本漢字音からも容易に検索できる。
⑨姓名・地名文字，簡体・繁体文字など，収録されている文字はすべて検出できるよう配慮。
⑩日中同義複合語表・常用諺集・姓氏表・少数民族表・音訳固有名詞表ほか付録多数。